男のたしなみ服装術【テーラー新屋】

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男のたしなみ服装術【テーラー新屋】引っ越しすることになりました

新ブログのURLは

http://www.tailor-shinya.com/columns


ブックマーク等にして頂いている方には大変お手数をおかけします


ブログはホームページ内で、以前と変わらないスタイルで、出来るだけweb上に載っていない着こなしやマナーなどを2週間に一度書いていますので、よろしくお願いします


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2015.03.28 | Comments(0) | Trackback(0) | コーヒーブレイク

【ホンモノ?】10年着られるスーツはどっち?【イミテーション?】

最近読んだ業界紙に、技能士の平均年齢が68歳とかいてあって驚きのテーラー新屋のダイスケです。

32歳になったばかりの私は、まだまだヒヨッコかもしれませんが、先代のバックアップのもと技術を継承していきたいと思います。


突然ですが、皆様は今、どちらのスーツをお召しになりたいでしょうか?


1979年の業界専門誌をご覧ください。

両方ともしっかりとした、素敵な仕立てですが、10年後も着ていたいスーツはどちらでしょうか?

'79洋装 ドーメルの広告より
ドーメル


'79洋装 ビスポークライン'79 基本型より
ビスポークライン


服飾の世界では、デザインを論じる際、「古いか新しいかよりも、むしろ本物かイミテーションかが問題」だとよくいわれています。

つまり、「クラシックなスタイルも、もともとは流行のファッション」であり、また「流行のスタイルも浸透すれば、クラシックスタイルの仲間入りとなる」ことを考えると、「古い」とか「新しい」とかは紙一重であり、大変に近い関係にあります。


ところが「本物と上辺だけのモノ」との関係はそれとは違い、本物は常に本物であり、偽物は常に偽物であるということです。

そして、「古いか新しいか」、もしくは「本物かイミテーションか」は、仕立てたその時点よりも、むしろ何年か経って「価値があるのか、ないのか」がわかる場合が少なくありません。


上記の例だけでなく、10年余り前のスーツのスタイル写真を見た時、個人的に感じる事は、英国のスタイルは殆ど古さを感じないのに対し、日本のものはやはり古さが目立つ傾向があるように思えます。


原因はいろいろとありますが、
イギリスのスタイルは伝統に忠実でいて、なおかつ流行をそのまま取り入れるのではなく、こなして取り入れているのに対し、
日本のスタイルの多くは日本流のスタイルが確立がしてない上に、流行をナマで取り入れているのが要因の一つではないのか思います。


「その時点」では両者のひらきは、さほど感じられなくても、5年、10年と経つうちに「両者の違いのほど」がはっきりしてきます。


これは、服飾デザインにとって「古き」と「新しき」の問題は、同時に「ホンモノ」と「上辺だけ」の問題ともなって現れてくる例の一つではないかと思います。



実際、お客様の要望や好みとの兼ね合いもあり、また、流行とすり合わせていくことは大変難しいことですが

テーラー新屋では、お客様の好みのスタイルを出来るだけ汲み取るよう努めて裁断していますが、ご要望があれば、上記のような相談にも積極的に取り組んでいきたいと思います。


テーマ:メンズファッション - ジャンル:ファッション・ブランド

2013.09.28 | Comments(0) | Trackback(0) | スーツ・シャツ

【スタイル】背広の原点【ライン】

最近、森巣博の『神はダイスを振らない』を読んで合法カシノバーでブラックジャックを嗜むのが好きな、テーラー新屋のダイスケです。


今回は、お客様からお問い合わせいただいた素朴な疑問を自分なりに考えてみました。


スーツを着用する人なら、ブリティッシュスタイルや、クラシコイタリアなど○○スタイルという言葉を一度は耳にしたことがあると思いますが、正確に答えられる人は本当にいるのでしょうか?

ブリティッシュは、チェンジポケットやドレープなど鎧のようなスーツをイメージするかもしれませんし、イタリアというと雨降り袖やバルカポケットのあるリラックスした雰囲気のスーツをイメージし、アメリカだと段返りやフックベントの絞りの少ないスーツを思い浮かべると思います。

それでは、チェンジポケット付きで、バルカポケットのフックベントのスーツは何スタイルなのでしょう?

そして、それは駄目だと思いますか?


これらが曖昧な理由の一つとして、『スタイル』と『ライン』を混同していることが挙げられると思います。

私個人の見解スタイルをバックボーン、ラインはディテールと考えています。


スタイルは大まかに分類すると、
・ ブリティッシュ・スタイル
・ コンチネンタル・スタイル(ヨーロピアン・スタイル)
・ アメリカン・スタイル


の3つに大別できます。ちなみに日本はアメリカの追従だと思っています。(少なくとも日本の裁断はアメリカの流れを受けています)


私が考えるブリティッシュ・スタイルとは、紳士服をUnder Statement(控えめである事の美徳)という考え方をし、服飾を『文化』と考えていると思います。

一方、コンチネンタル・スタイルとは、きらびやかさや、時に大胆な発想で紳士服を『ファッション』とか『ステイタス』のように考えていると思います。

それでは、アメリカン・スタイルはというと、『Jeans Culture…』言い換えれば紳士服に対して特別な感情がなく、何でもアリという考え方だと思います。


つまり、何の変哲もないけど、しっかりとした仕立ての服が好みであれば英国型を、紳士服をファッションとして捉えるのだったら大陸型、紳士服に対して特にこだわりもなく、実用重視なら米国型というような具合です。

このようにして考えれば、良し悪しは別として、自分がどの『スタイル』が好みなのかが判断出来ると思いませんか?



次はラインについてお話したいと思います。

そもそもラインとは何でしょう?

私は、ファッション(流行)が大衆に認められ、一過性のものではなくなった型がラインだと考えています。

先ほど、ラインはディテールだと述べましたが、実はディテールの目のつけどころは案外少なく、衿、ショルダー、ウエストライン、ボタン、フロントカット、ベント、そして裾丈の7のポイントを押さえればいいと思います。


これから述べるラインの定義は、アメリカの流行調整機関であるIACD(International Association Of Clothing Designers)が過去に発表したものの一部と考えて下さい。



アイビー・スタイル
・肩パッドを入れない
・ウエストは絞らずストレート(ダーツなし)
・Vゾーンが狭く、3つボタンの2つ掛け
・上着丈が長く、全体にスリム
・コバミシンが多い
・フックベント(センター)

ロンドン・ルック
・ハイ・ゴージ
・ハイ・ウエストで絞りを強調
・裾にフレアをだす
・袖口をやや開く
・胸にドレープ
・深いセンターベント
・トラウザーズの裾もやや開く


イタリアン・シェープド・ライン
・コンケーブ・ショルダー
・狭い肩幅
・袖山が高く、衿ぐりは小さい
・ウエストは余りアクセントをつけない
・長めの上着丈
・バルカポケット
・セミ・ノッチ
・トラウザーズはワンタックでシングル


フレンチ・シェープド・ライン
・肩幅は狭く、コンケーブ・ショルダー
・ラペルは細めでVゾーンは深く、ゴージ傾斜が大きい
・ウエストは高めで絞り、裾にかけて緩やかなカーブ
・上着丈は長く、総丈の半分+3,4センチ程度
・胸にボリュームをもたせない
・3つボタンの中掛けが基本
・サイド・ベンツ
・トラウザーズはタイトでテパード

ブリティッシュ・シェープド・ライン


コンテンポラリー(IACDが1963年に発表)


アメリカン・インターナショナル(IACDが1961年に発表)


トラペーズ・ライン(IACDが1960年に発表)


トラディショナル・モデル(IACDが1964年に発表)
・肩幅の狭いナチュラル・ショルダー
・胸にボリュームをもたせない
・ウエストは絞らずストレート(ダーツなし)
・上着丈はやや長めでヒップを包むぐらい
・衿幅は7センチ程度以下
・3つボタンの中掛けで段返り
・センターベント
・トラウザーズはノータックでダブルのパイプド・システム


実は、ラインの詳細について書くのを躊躇いました。

ネットは大変有益ですが、表面的な“情報”だけが増えることを余り好ましく思わないからです。

私はむしろ最初に述べたスタイルが重要で、ラインは枝葉でしかないと確信しています。

日本には和服と違い、紳士服の『文化』が、まだ無いので、ラインの歴史を知ることも必要です。
その上で、紳士服を『流行』ではなく、英国の真似でない日本らしい『文化』として根付いて欲しいです。



浜松市のオーダースーツ【テーラー新屋】は、あくまでも個人的な見解ですが、紳士服の文化のことをほんの少しでもよいので、考えるきっかけとなればよいなと思います。

テーマ:メンズファッション - ジャンル:ファッション・ブランド

2013.07.12 | Comments(0) | Trackback(0) | スーツ・シャツ

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