Nine Tailors Make a Man
最近、同年代に職業を尋ねられ、テーラーと答えてもイマイチその職業を理解されなくて、テーラーという単語が案外マイナーな言葉なんだと知ったダイスケです、こんばんは。
テーラーを日本語に訳すと仕立屋となるわけですが、ではこのテーラーという英語はどういった語原から来ているのかを調べてみたところ、どうやらラテン語が出所のようです。
ラテン語にタリアーレという言葉があって、これには“切る”という意味があるそうです。
それが“切る”→“裁断する人”と転じて今日のテーラーの意味に落ち着いたようです。
つまり、今日の仕立て屋という意味だと裁断や縫製を含めて仕立て屋という言葉を使っていますが、本来の意味で言えば裁断士のことのみを指す言葉のようです。
なお、“タリアーレ”には外科医という意味もあるらしく、“切る”という語原からも容易に想像できそうです。とにかくテーラーも外科医も手元が狂って切り損なったら一大事という点で、両者の間には共通点がありそうです。
また、“テーラー”という単語を使った有名な諺に
Nine Tailors Make a Man
というものがあります。直訳すれば、
『9人のテーラーが男をつくる』となり、一体どんな意味かというと、どうやら2つの解釈があるようです。
1つは、『テーラーは9人寄って1人前』という意味で、昔は、洋服とか織物とか、そういうのを職業にしてる男は、臆病者扱いされ、からかいの対象になったようで、仕立屋の弱さをあざけって言った意味。
もう1つは、『9人のテーラーが力を合わせて1人の男の衣裳が出来上がる』、つまりそれだけ手間がかかるという意味。
浜松市のオーダースーツ【テーラー新屋】は臆病者でない、どちらかといえば後者に近いテーラーを目指して日々努力し続けます。
テーマ:男性ファッション全般 - ジャンル:ファッション・ブランド
2006.08.30 | Comments(0) | Trackback(0) | コーヒーブレイク
